
Anthropicが2026年9月14日、Claude Codeの週次利用上限を変更しました。対象はPro・Max・Team・シート課金のEnterpriseプランで、無料プランと従量課金のEnterpriseシートは対象外です。同社の説明は「恒久的に25%の増量」ですが、利用者の手元では減ります。2026年5月13日から一時的な50%の増量措置が続いており、それが9月13日で終了して、翌14日から「5月以前の基準比+25%」の水準に落ち着いたためです。基準を100とすると直前まで150だったものが125になる計算で、Anthropic自身も後に投稿を修正し「今日と比べると、Claude Codeの週次上限は17%の削減になる」と明記しました。なお5時間あたりのセッション上限は変更されていません。同社は「利用者がClaudeからより多くを得られていると感じられるようにし、使用状況の可視性と制御を高める変更に取り組んでいる」としていますが、具体的な内容や時期は示されていません。
数字そのものより、基準の取り方ひとつで同じ変更が「増量」にも「削減」にもなる点が示唆的です。一時的な増量が4か月も続けば利用者の実感ではそれが基準になり、元に戻す操作は値上げとして受け取られます。サブスクリプション型でエージェントを提供する以上、避けにくい構造だと言えます。エージェントは1タスクあたりのトークン消費が対話型の利用と桁違いになりやすく、以前紹介した「同じモデルでもハーネス次第でコストが17倍」という結果を踏まえれば、上限の設計は価格表に現れない実質的な提供条件そのものです。研究や授業で継続的に使う場合は、上限が動くことを前提に計画を立てておきたいところです。
https://www.implicator.ai/anthropic-claude-code-weekly-limits-september-14/