OpenAI Agents API 公開ベータ — Codexのハーネスそのものを1回のAPI呼び出しに

OpenAIが2026年9月10日、Agents APIを全開発者向けの公開ベータとして提供開始しました。オープンソースのCodexハーネスをそのままマネージドサービス化したもので、セッションが上限に近づくと過去の文脈を自動で圧縮する、必要になった時点でツール定義を読み込む、複数のツール呼び出しを並列・連鎖させる、独立した文脈を持つサブエージェントに作業を委譲する、といった仕組みが最初から組み込まれています。エージェントのコードを動かす場所は、OpenAIのホスト型サンドボックス、自前のインフラ(codex exec-server)、Cloudflare・E2B・Modal・Vercel・Oracleなど9社のパートナー環境から選べます。追加料金はなく、支払うのはトークン・ツール・コンテナ時間の実費のみで、MCPサーバーは第一級のツールとして扱われます。ただし現時点ではデータの所在は米国限定で、Zero Data Retentionには対応していません。

先日紹介した「同じモデルでもハーネス次第でコストが17倍」という結果が示したとおり、エージェントの実用性能はモデル本体よりも、文脈をどう畳み、ツールをどう呼び、失敗からどう復帰するかという外側の設計に強く依存します。今回の発表は、その外側をOpenAI自身が運用込みで引き受けるという宣言に見えます。一方で、サンドボックスを自前やパートナー環境に置ける設計が残されている点は重要で、学内のデータを外に出せない研究用途では「ハーネスだけ借りて計算は手元で回す」という構成が現実的な選択肢になります。データ所在が米国限定という制約は、そうした用途では事前に確認しておきたい点です。

https://openai.com/index/introducing-the-agents-api/

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